録画してまで必ず視聴するTV番組って、ありますよね!
わたしの場合、その一つがTBS系「マツコの知らない世界」なんです。各分野の造形が深いというか、、マニアな、おたくな、・・なんと言っていいのかな・・いずれにしても凄いお方が出演されて
時として「凄いなぁ~」と感銘を受けたり、「ばかばかし~」と呆れたりとか、怖いものみたさというのか、そういうのあるじゃないですか。結構楽しみにして見てるんですよ。
そして3/15にマツコ・デラックスさんと共演していたのが、腹話術師のいっこく堂さん。
現在は、世界的な腹話術師となっており、その経歴や技にマツコさんも、かっちんもビックリでした。(今回、その話は詳しく書きませんよ)
そんな、いっこく堂さんが3月22日、夜中に意識を失って倒れ、顔面を強打して救急搬送されたことをブログで明かされておりました。
事務所により、軽い「外傷性くも膜下出血」「両側前頭葉脳挫傷」であるとの事です。
わたしの専門は『保険コンサルタント』ですので、思うことは・・
そう思ってしまうのは、三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)は、死因のベスト3(約55%)を占める怖い病気です。当然治療費も掛かり、仕事に支障が出る可能性もあるからです。
三大疾病保険とは三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中・死亡・高度障害)になった時に一時金という形で数百万円受取れる商品です。昔から三大疾病特約または特定疾病特約として販売されているものですが、単独で三大疾病保障保険または特定疾病保障保険として発売されている商品もあります。
ここで問題なのが、給付金の支払要件にあります。
パンフレットやホームページを見るとあたかも三大疾病と診断されたらすぐに数百万円支払われるように見えますが実際は「所定の状態」にならないと給付の対象になりません。
残念ながらこれを知らないで加入している人がほとんどなのです。
新しく加入を検討している人、そして見直しを考えている人は是非参考にしてください。
例えば
A社の支払要件
■悪性新生物(がん)-医師によって診断確定されたとき。
■急性心筋梗塞-急性心筋梗塞を発病して60日以上の労働制限を必要とすると医師により診断された時。
■脳卒中-脳卒中を発病して60日以上言語障害などの他覚的な神経学的後遺症が継続したと医師により判断された時。
注目ワードは「60日以上」、一部で60日ルールと呼ばれているものです。
B社の支払要件
■悪性新生物(がん)-医師によって診断確定されたとき。
■急性心筋梗塞-手術または、心疾患の治療を目的に継続して20日以上入院にした時。
■脳卒中-手術または、脳血管疾患の治療を目的に継続して20日以上入院にした時。
C社の支払要件
■悪性新生物(がん)、上皮内新生物-医師によって診断確定されたとき。
■急性心筋梗塞-急性心筋梗塞と診断され治療入院した時。
■脳卒中-脳卒中と診断され治療入院した時。
A.B.C社共に、がんは診断確定なので
診断されれば請求できるのに対して
A社の場合、急性心筋梗塞、脳卒中は60日以上の労働制限や、言語障害・後遺症などが条件になります。
ということは急性心筋梗塞や脳卒中で救急車で運ばれてカテーテル手術などして、不幸中の幸い
1週間で退院できた場合などは対象外ということです。
保険はあくまでも、こういった本当にお金に困ったときに備えるものなので、支払要件が厳しいからといって一概に悪いというわけではないのです。仮に支払要件を緩和すると給付金が発生する確率が高くなるので保険会社は保険料の設定を高くせざる負えなくなります。
実際に保険料の比較するとB>Aとなるのです。
ところが、支払要件が一番ゆるいC社が保険料が一番安かったりもする場合も年齢によってはあったりしますから、しっかり調べないと分からないものです。
最初に言いましたが、三大疾病は死因のベスト3を占める怖い病気です。当然治療費も掛かり、仕事に支障が出る可能性もあります。そこで数百万円の一時金が受取れるとすごく助かります。
ただし、三大疾病保険は給付金の支払要件が非常に厳しい場合もあるので、
きちんと考えて保障を持つ
ことが大切なのです。
いっこく堂さんの場合は、C社の三大疾病保険ならば、給付金が受け取れるわけなのです。
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