
「IFAって、実際にどのくらい稼げるの?」これは多くの方が気になるテーマです。
まず知っておいてほしいのは、IFAの収入は 「成果報酬」 がベースになっているということ。銀行や証券会社の営業マンのように固定給+ボーナスではなく、IFAは「どれだけ顧客から信頼を得て契約を積み重ねられるか」で報酬が決まります。
一般的な証券会社の営業マンは、新規契約や商品販売での手数料がメイン。一方、IFAは長期的に資産を預かり続けることで報酬が積み上がる「残高フィー型」が主流です。つまり、お客様と一緒に成長していくモデルと言えます。
年収の目安としては、駆け出しのIFAは300〜500万円程度。しかし、安定して顧客を獲得できるようになると、1,000万円以上に到達する人も少なくありません。トップIFAの中には、数千万円〜1億円超の報酬を得ている人もいます。
IFAの収入モデルの種類
販売手数料型
投資信託や株式を売買した際に発生する手数料を受け取る方式。ただし、このモデルは「回転売買(短期で売買を繰り返す)」に走るリスクがあり、顧客本位のアドバイスとは言えません。
残高フィー型
顧客の運用資産残高に応じて報酬を受け取る方式。例えば「残高の1%」といった形で、資産が増えるほどIFAと顧客の両方がWin-Winになるのが特徴です。長期的に安定したストック収入となるため、多くのIFAが目指すモデルです。
相談料・顧問料型
家計相談や法人の資産運用コンサルティングなどに対して、フィー(相談料・顧問契約料)をいただくモデル。特に法人オーナーや富裕層向けに有効で、金融教育や節税アドバイスなどを組み合わせることで単価が高くなります。
IFAの働き方の自由度
独立開業型
自分で法人を立ち上げてIFAとして活動。顧客基盤を持ち、自由な提案ができるが、その分経営スキルも必要です。
IFA法人に所属
大手IFA法人の看板を借りて活動。バックオフィスやシステムサポートがあり、営業に専念できます。
副業・兼業型
FPや保険代理店として活動しながら、IFAとしても資産運用をサポートするケース。将来的な独立を目指すステップとして有効です。
IFAとして成功するために必要なこと
顧客との信頼関係
IFAで成果を出すには、「営業力」よりも顧客との信頼関係が重要です。商品を売り込む営業ではなく、顧客の人生や夢に寄り添い、長期の資産形成パートナーになることが求められます。
幅広い金融知識
投資信託・株式・債券だけでなく、保険・税務・年金・相続といった幅広い知識も必要です。最近ではセミナーやYouTube・SNSで金融教育を発信するIFAも増えており、それが新規顧客獲得につながっています。
IFAのキャリア展望
富裕層顧客を担当
資産数十億円を扱うプライベートバンカー型として活躍するIFAもいます。
法人コンサルティング
退職金運用や企業型DCをサポートするIFAも増えており、法人顧客への展開は大きな可能性があります。
教育・講師業へ展開
金融教育・講師業に広げ、セミナー講師や執筆活動を行うIFAもいます。
👉 まとめると、IFAは「短期的に稼ぐ仕事」ではなく、顧客と一緒に資産を育てていく長期型ビジネス。その結果として、収入は青天井になり、働き方も自由度が高まります。