続・教員・公務員のための「人生100年・第二の人生を豊かにする10話シリーズ」

「銀行に騙された」という後悔
「先生、私は銀行に騙されました…」
相談に来られた鈴木先生(仮名・64歳)は、悔しそうに語りました。
退職金2,800万円を、定年の翌日に取引銀行へ預けに行ったときのことです。
「鈴木さん、普通預金じゃもったいないですよ。こちらの投資信託なら、年3%の分配金が出ます」
勧められたのは、毎月分配型の投資信託でした。
月7万円の分配金。年84万円。
「これなら年金の足しになる」と思い、2,000万円を投資しました。
3年後。
基準価額は30%下落。2,000万円は1,400万円に。
「分配金は出ていたじゃないですか?」
そう言うと、銀行員はこう答えました。
「分配金の一部は、元本を取り崩して支払われていたんです。説明書に書いてありましたよね?」
鈴木先生は、愕然としました。
「増える」と思っていたお金が、実は「減っていた」のです。
なぜ、銀行は”悪い商品”を勧めるのか
「銀行員は、悪意があったわけではないんです」
私は鈴木先生に、こう説明しました。
銀行員も、証券会社の営業マンも、多くは善良な人たちです。
でも、彼らには**「販売ノルマ」**があります。
会社から、「この商品を〇〇本売れ」と指示される。
その商品が、顧客にとって最適かどうかは、二の次なのです。
特に、毎月分配型投資信託は、銀行にとって「売りやすい商品」でした。
なぜか?
✅ 毎月お金が入ってくるので、顧客が喜ぶ(ように見える)
✅ 販売手数料が高い(銀行の利益が大きい)
✅ 運用成績が悪くても、分配金を出せば文句を言われにくい
でも、この商品の本質は、**「自分の元本を取り崩して、自分に配っているだけ」**なのです。
こんな商品を、退職金全額で買ってしまう。
これが、**「専門家選びの失敗」**なのです。

銀行・証券会社・IFA、何が違うのか?
では、誰に相談すればいいのか?
まず、3者の違いを理解しましょう。
①銀行
ビジネスモデル:
自社の金融商品(預金・投資信託・保険)を販売することが主な収益源。
メリット:
身近で相談しやすい。窓口が多い。
デメリット:
販売できる商品が限られる。ノルマがあるため、顧客本位ではない商品を勧められることも。
②証券会社
ビジネスモデル:
株式・投資信託の売買手数料、信託報酬の一部が収益源。
メリット:
商品ラインナップが豊富。投資情報が充実。
デメリット:
売買を促されやすい(手数料収入のため)。長期保有を推奨されにくい。
③IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
ビジネスモデル:
顧客の資産運用を長期的にサポートし、その対価として報酬を得る。特定の金融機関に所属せず、世界中の優良商品から選択可能。
メリット:
販売ノルマがない。顧客本位のアドバイスが可能。長期的なパートナーになれる。
デメリット:
まだ認知度が低い。IFAの質にもばらつきがある。
IFAが「本当の味方」になれる理由
私がIFAという立場を選んだ理由は、シンプルです。
「顧客にとって最善の選択」を、制約なくできるからです。
銀行や証券会社にいたら、自社商品を売らなければなりません。
でも、IFAは違います。
世界中の優良ファンドから、本当に良いものだけを選べる。
例えば、鈴木先生のケースなら、私ならこう提案します。
「毎月分配型は、資産寿命を縮めます。代わりに、無分配の優良アクティブファンドで運用しましょう。年4〜6%のリターンが期待でき、必要な時だけ解約して現金化すればいいのです」
これが、顧客本位のアドバイスです。
「手数料が高い」は本当に悪なのか?
「でも、IFAって手数料が高いんでしょ?」
よく言われます。
確かに、IFAにも報酬が発生します。
でも、考えてみてください。
安い手数料で、悪い商品を買わされるのと、適正な手数料で、最良の商品を提案してもらうのと、どちらが得ですか?
例えば、銀行で販売手数料3%の投資信託を買ったとします。
2,000万円なら、60万円の手数料です。
でも、その商品の運用成績が年1%なら、10年後の資産は2,200万円程度です。
一方、IFAが提案する優良アクティブファンド(販売手数料3%、信託報酬1.5%)で年5%運用なら、10年後は3,200万円です。
差額は1,000万円。
手数料の数万円を惜しんで、1,000万円を失う。
これが、**「安物買いの銭失い」**なのです。
信頼できる専門家の5つの条件

では、どうすれば信頼できる専門家を見分けられるのか?
5つのポイントをお伝えします。
①「売りたい商品」ではなく「あなたに必要な商品」を提案するか
最初の面談で、いきなり商品を勧めてくる人は要注意です。
信頼できる専門家は、まずあなたの状況を徹底的にヒアリングします。
資産状況、年金額、家族構成、価値観、不安、夢…
すべてを理解してから、初めて提案が始まります。
②商品のデメリットも正直に話すか
どんな商品にも、メリットとデメリットがあります。
メリットだけを強調する人は、信頼できません。
「この商品は、短期的には値動きが大きいです。でも、10年以上持てば…」
こう正直に話す人こそ、本物です。
③長期的な関係を前提にしているか
「買ったら終わり」ではなく、「買った後も、一緒に見守ります」と言ってくれるか。
IFAの真価は、購入後のフォローにあります。
年1回の面談、運用状況の報告、ライフプランの見直し…
これができるかどうかが、重要です。
④複数の選択肢を示してくれるか
「これしかありません」と言う人は、疑ってください。
本当に優秀な専門家は、必ず複数の選択肢を用意します。
「Aプランは安定型、Bプランは成長型、Cプランはバランス型。あなたの価値観なら、Bがおすすめですが、最終判断はあなた次第です」
こう言える人が、信頼できます。
⑤資格・実績を明示しているか
CFP(Certified Financial Planner)、MDRT(Million Dollar Round Table)などの資格は、専門性の証です。
また、何年IFAとして活動しているか、何人の顧客を担当しているか。
これも、判断材料になります。
専門家を”雇う”という感覚
最後に、発想を変えてみてください。
専門家とは、**「雇う」**ものです。
医者を選ぶとき、セカンドオピニオンを取りますよね?
弁護士を選ぶとき、複数の法律事務所を比較しますよね?
IFAも同じです。
無料相談を受けて、複数のIFAを比較して、自分に合う人を選ぶのです。
「この人なら、私の人生を任せられる」
そう思えるIFAと出会えたら、それは一生の財産です。

次回予告:”幸せのKPI”という新しい指標
次回の第6話では、**「”幸せのKPI”を持つ ─ お金以外の指標で生きる」**をテーマにお話しします。
資産残高ではなく、満足感の残高を測る。
笑顔・健康・感謝・挑戦という4つのKPI。
人生後半は、数字ではなく感情をマネジメントする時代です。
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次回予告
第6話「”幸せのKPI”を持つ ─ お金以外の指標で生きる」
〜資産残高より満足感の残高を可視化する生き方〜
数字ではなく、感情をマネジメントする時代へ。
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