新シリーズ:「人生100年時代の“お金と幸せ”設計」

「インデックスファンドが最強」という神話
企業型DC、iDeCoと順調に資産形成を進めてきた後藤さん。
次の面談で、彼はこう切り出しました。
「先生、新NISAも始めました!ネットで調べたら、インデックスファンドが最強って書いてあって、eMAXIS Slim オルカンを買いました」
私は、彼の目を真剣に見て、こう言いました。
「後藤さん、それだけで本当にいいんですか?」
「え?ダメなんですか?コストも安いし、世界中に分散できるし…」
「確かに、インデックスファンドは悪くない選択肢です。でも、IFAとして、私はもっと大切なことをお伝えしたいんです」
あなたのお金、どこに流れているか知っていますか?
「後藤さん、インデックスファンドって、何に投資してるか知ってますか?」
「えっと…世界中の株式、ですよね?」
「そうです。でも、“どんな企業”に投資しているか、考えたことありますか?」
後藤さんは、首を傾げました。
私は、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスの組入銘柄リストを見せました。
「このインデックスには、約3,000社が含まれています。その中には…」
インデックスに含まれる企業の例:
- 武器製造企業(軍事産業)
- タバコ会社(健康被害を引き起こす製品)
- 化石燃料企業(環境破壊)
- 労働問題を抱える企業(児童労働、低賃金)
「え…そんな企業にも投資してるんですか!?」
「そうです。インデックスファンドは機械的に組み入れるので、良い企業も悪い企業も、区別なく買います」
「つまり、後藤さんのお金は、知らないうちに戦争や環境破壊に使われている可能性があるんです」
後藤さんは、青ざめました。
IFAだから伝えられる「投資の哲学」
「私はIFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)として、手数料の安さだけで投資を選ぶべきではないと考えています」
「大切なのは、**”あなたのお金が、どんな未来を作るか”**です」
私は、コムジェスト社のような運用会社の資料を見せました。
コムジェスト社の投資哲学:
- ESG(環境・社会・ガバナンス)を重視
- 非人道的兵器を製造する企業は除外
- 持続可能な成長企業にのみ投資
- 長期保有(平均5年以上)
- アクティブ運用で市場平均を上回る実績
「この運用会社は、**”どんな企業に投資するか”**を徹底的に調査します」
「武器製造、タバコ、児童労働…そういう企業は、どんなに利益が出ていても、投資対象から外すんです」
「これが、**”責任ある投資”**です」

優良アクティブファンドは、インデックスを凌駕する
「でも先生、アクティブファンドって、インデックスに勝てないんじゃないですか?」
後藤さんの疑問はもっともです。
「確かに、多くのアクティブファンドは負けます。でも、優秀な運用会社は違うんです」
コムジェスト・グローバル株式戦略の実績(1991年6月〜2024年12月):
- 年率リターン:12.7%
- MSCI オール・カントリー:7.9%
- アウトパフォーム:+4.8%
「33年間で、年率4.8%も市場平均を上回ってるんです」
100万円を33年間運用した場合:
- インデックス(7.9%):約1,140万円
- コムジェスト(12.7%):約5,080万円
- 差額:約3,940万円
「3,940万円も違うんですか!?」
「そうです。しかも、環境や社会に配慮した投資で、この実績です」
「手数料が高い」という誤解
「でも、アクティブファンドって、手数料が高いんですよね?」
「確かに、インデックスより高いです。でも、リターンを見てください」
手数料とリターンの比較(年率):

「手数料を払っても、年3.1%も多くリターンが得られるんです」
100万円を30年間運用した場合:
- インデックス(手数料控除後7.8%):約970万円
- 優良アクティブ(手数料控除後10.9%):約2,190万円
- 差額:約1,220万円
「手数料を気にして安いファンドを選ぶより、実績のあるアクティブファンドを選ぶ方が、圧倒的に資産が増えるんです」
IFAだからこそ紹介できるファンド
「ネット証券では、こういう優良なアクティブファンドはランキングに出てきません」
「なぜなら、手数料が高いから。投資系YouTubeなどは、手数料の安いインデックスファンドを勧めるんです。声が大きい(多い)方が、特に日本人は安心してしまいますからね‥」
「でも、IFAは違います。本当に良いファンドを、しっかり説明して提案できるんです」
「優良アクティブファンドは、“何に投資するか”を明確に説明できます」

後藤さんが選んだ道
「先生、目が覚めました」
後藤さんは真剣な表情で言いました。
「僕は、自分のお金が何に使われているか、ちゃんと知りたいです」
「手数料が少し高くても、環境や社会に配慮した企業に投資したいです」
「それに、インデックスより高いリターンが得られるなら、なおさらです」
後藤さんの最終決定:
- 新NISA つみたて投資枠:
- コムジェスト・グローバル株式ファンド 60%
- 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね 40%
- 投資額:月3万円 + ボーナス時84万円
10年後の結果
2014年から2024年の10年間、後藤さんが選んだファンドで運用していたら?
実績データ(概算):
- 年平均リターン:約11%
- 元本:1,200万円(年120万円 × 10年)
- 最終評価額:約2,100万円
- 利益:約900万円
もしインデックスだったら:
- 年平均リターン:約8%
- 最終評価額:約1,740万円
差額:約360万円
「先生、アクティブファンドを選んで、本当によかったです」
後藤さんは満足そうに言いました。
「しかも、自分のお金が良い企業を応援しているって思うと、安心して持ち続けられます」

IFAが伝えたいこと
インデックスファンドは、決して悪い選択肢ではありません。
でも、それが唯一の正解ではないんです。
投資には、”哲学”があっていい。
- どんな企業を応援したいか
- どんな未来を作りたいか
- どんな価値観で投資するか
IFAは、あなたの価値観に合った投資を、一緒に考えます。
次回、第5話では、多くの人が誤解している**「保険 vs 投資用マンション」**について解説します。
実は、投資用マンションは保険より優秀な場合があるんです。
〜次回予告〜 【第5話】投資用マンションは本当に「悪」なのか?〜IFAが語る、保険との正しい比較〜
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