第9話 「老後は”使い切る”を前提に設計する生き方」

人生とマネーの交差点 ― 全10話シリーズ

“残しておく”より”使い切る喜び”を目指す

「老後資金は2,000万円必要」――そんな言葉を聞いたことがあるでしょう。

でも、2,000万円貯めたとして、あなたはそれを使い切る覚悟がありますか?

多くの人は、老後も「貯める」ことを優先してしまいます。でも、人生の最後に大金を残しても、自分は使えません。

老後は、「使い切る」を前提に設計しましょう。

旅行・経験・挑戦にお金を使う設計

私の知人に、70代の男性がいます。

彼は、定年後に「やりたいことリスト」を作り、毎年一つずつ実現しています。海外旅行、陶芸教室、孫との思い出作り――お金を惜しまず、経験に投資しています。

「お金は、使ってこそ価値がある」

そう彼は言います。

老後にお金を使うことは、無駄遣いではありません。むしろ、人生を最後まで楽しむための投資です。

“終活”を楽しみに変える考え方

「終活」という言葉には、どこか暗いイメージがあります。

でも、終活を「人生の整理」ではなく、「これからを楽しむための準備」と捉えれば、前向きになれます。

終活でやるべきこと:

  • エンディングノートを書く
  • 断捨離をする
  • 遺言書を作成する
  • やりたいことリストを作る

これらは、「死ぬための準備」ではなく、「残りの人生を自由に生きるための準備」です。

あなたは、どんな最期を迎えたいですか? その答えが、今の生き方を変えてくれます。

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■昭和42年2月13日生 ■出身:群馬県伊勢崎市 ■住まい:群馬県高崎市 ■趣味:Audi A5でのドライブ・映画鑑賞・都市伝説・クレー射撃・狩猟 ■保有資格 ・証券外務員一種 ・投資診断士 ・相続診断士 ・二級ファイナンシャルプランニング技能士 ・AFP(日本ファイナンシャル・プランナー協会) ・福祉住環境コーディネーター