第4話 「がらんどう期・稼ぎ盛り期・枯淡期で変える資産戦略」

人生とマネーの交差点 ― 全10話シリーズ

20代〜30代:挑戦と積立

人生には、お金との向き合い方が変わる「3つの時期」があります。

最初の時期は、「がらんどう期」。20代〜30代前半です。

この時期は、収入も貯蓄も少ないかもしれません。でも、最大の武器は「時間」です。少額でもいいから、積立投資を始めましょう。月1万円でも、30年続ければ大きな資産になります。

また、この時期は失敗してもやり直せる時期です。副業、転職、スキルアップ――リスクを取って挑戦することが、将来の収入を大きく左右します。

40代〜50代:守りと転換の時期

次の時期は、「稼ぎ盛り期」。40代〜50代です。

収入がピークに達し、責任も増える時期です。子どもの教育費、住宅ローン、親の介護――支出も最大になります。

この時期の戦略は、「守りながら増やす」ことです。リスクの高い投資よりも、安定した資産運用を意識しましょう。また、老後資金の計算を始め、iDeCoやNISAをフル活用する時期でもあります。

さらに、この時期は「働き方の転換期」でもあります。体力が落ち始める前に、知識やスキルを活かした仕事にシフトすることを考えましょう。

60代以降:安心と使い切り

最後の時期は、「枯淡期」。60代以降です。

この時期は、「増やす」よりも「使い切る」ことを意識します。

もちろん、急激にリスクを減らす必要はありません。でも、株式の比率を下げ、安全資産を増やすことで、市場の変動に一喜一憂しない生活を目指しましょう。

そして、旅行、趣味、経験にお金を使う時期です。「もったいない」と思わず、楽しむことに投資しましょう。

各フェーズで強みを活かす設計

人生のどの時期も、それぞれに強みがあります。

20代は時間、40代は収入、60代は自由――これらを最大限に活かす資産戦略を立てることが、豊かな人生につながります。

あなたは今、どの時期にいますか? その時期に合った戦略を、考えてみてください。

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■昭和42年2月13日生 ■出身:群馬県伊勢崎市 ■住まい:群馬県高崎市 ■趣味:Audi A5でのドライブ・映画鑑賞・都市伝説・クレー射撃・狩猟 ■保有資格 ・証券外務員一種 ・投資診断士 ・相続診断士 ・二級ファイナンシャルプランニング技能士 ・AFP(日本ファイナンシャル・プランナー協会) ・福祉住環境コーディネーター