【第8話】IFAが語る「ポートフォリオの真実」〜分散投資の本当の意味〜

新シリーズ:「人生100年時代の“お金と幸せ”設計」

「分散投資」を誤解していませんか?

58歳になった後藤さん。

資産は順調に増え、3,500万円を超えていました。

ある日、彼は不安そうな表情で相談してきました。

「先生、僕の資産、ほとんど株式ファンドなんです。もっと債券とか買って分散した方がいいですよね?」

私は、彼に質問しました。

「後藤さん、“分散”の意味を理解していますか?」

多くの人が間違える「分散投資」

「分散投資って、いろんな商品を買うことですよね?株だけじゃなくて、債券とか…」

後藤さんの答えは、多くの人が持つ誤解です。

「確かに、それも一つの考え方です。でも、IFAとしての私の考えは違います

間違った分散の例:

  • 日本株ファンド 20%
  • 米国株ファンド 20%
  • 全世界株ファンド 20%
  • 新興国株ファンド 20%
  • 先進国株ファンド 20%

「一見、5つに分散しているように見えますが、**全部”株式”**ですよね?」

「もし世界同時株安が起きたら、全部一緒に下がります

「これは、本当の分散にはなっていません

IFAが教える「真の分散投資」〜債券は本当に必要か?〜

「後藤さん、多くのFPは**”株式と債券でバランスを取れ”**と言います」

「でも、IFAとしての私の考えは違います」

債券は、必ずしも必要ではない

後藤さんは驚いた表情を浮かべました。

「え?でも、リスク分散のために債券が必要って、よく聞きますけど…」

「それは、“インデックス投資家”の理論です」

「IFAとして、私が提案する分散は、もっと実践的です」

IFAが考える「本当の分散投資」:

1. 優良アクティブファンド(株式):核となる資産

「後藤さん、覚えていますか?コムジェストのような優良アクティブファンドは、33年間で年率11%のリターンを出しています」

「インデックスは年率7.9%」

「この差が、35年間で4,200万円の差になりました」

債券を買って、このリターンを薄める必要があるでしょうか?

「債券の平均年利は、せいぜい2〜3%です」

「優良アクティブファンドの年利11%を、わざわざ債券で薄めるのは、もったいないと思いませんか?」

2. 投資用マンション(不動産):究極の分散

「後藤さん、債券の代わりに、私が勧めたのは投資用マンションでした」

「なぜか、分かりますか?」

投資用マンションの優位性:

  1. 株式市場と相関が低い
    • 株が暴落しても、家賃収入は安定
    • 実物資産として価値がある
  2. インフレに強い
    • 物価が上がれば、家賃も上がる
    • 債券は、インフレに弱い(固定金利)
  3. 収入を生み続ける
    • 債券は満期で終わり
    • マンションは、一生家賃収入を生む
  4. 三大疾病保障付き
    • 債券には保険機能がない
    • マンションは、万が一の時に守ってくれる
  5. 相続に有利
    • 債券は額面通りの評価
    • マンションは、評価額が約50%になる

「つまり、投資用マンションは、債券の代わり以上の価値があるんです」

後藤さんは、目を丸くしました。

「債券よりマンション…確かに、そうですね」

3. 現金:流動性の確保

「そして、現金も大切です」

「これは、債券の代わりではなく、緊急時のセーフティネット

現金の役割:

  • 生活費の1〜2年分を確保
  • 暴落時に、安く買い増すための資金
  • 突発的な出費に対応

「後藤さんの場合、500万円の現金。これは完璧です」

IFAが推奨する「実践的ポートフォリオ」

「では、IFAとして私が推奨する、後藤さんの最適ポートフォリオをお見せします」

58歳時点の資産配分:

合計:4,400万円(純資産)

  1. 優良アクティブファンド:68%(3,000万円)
    • コムジェスト・グローバル株式 1,200万円
    • 農林中金おおぶね 900万円
    • その他優良アクティブ 900万円
  2. 投資用マンション:32%(純資産1,400万円)
    • 評価額2,200万円 – ローン残債800万円
    • 家賃収入:月7万円(年間84万円)
  3. 現金:500万円(別枠で確保)

「債券は、ゼロです」

「え!?債券なしで大丈夫なんですか?」

なぜ、債券は不要なのか

「後藤さん、債券を持つ理由は、通常こう言われます」

一般的な債券を持つ理由:

  1. 株が暴落した時の安全資産
  2. 安定した利息収入
  3. リスク分散

「でも、これらはすべて投資用マンションで代替できます

債券 vs 投資用マンション:

「しかも、後藤さんの場合、がんになった時にローンがゼロになりました」

「債券を持っていても、こんなことは起こりません」

「でも、投資用マンションは、万が一の時に守ってくれた

「これが、債券より優れている理由です」

「株式100%は危険」という神話

「でも先生、株式100%って、リスクが高いって言われますよね?」

「それは、インデックス投資家の理論です」

「IFAとして、私はこう考えます」

優良アクティブファンド + 投資用マンション = 最強の分散

「後藤さんの資産は、**株式68% + 不動産32%**です」

「これは、十分に分散されています」

「しかも、優良アクティブファンドは、下落局面でも守りが強い

2020年コロナショックの実績:

「優良アクティブファンドは、暴落時の下落幅が小さく、回復も早いんです」

「なぜなら、優秀なファンドマネージャーが、暴落を予測して現金比率を上げるなど、柔軟に対応するからです」

「債券を買って守るより、優良アクティブファンドの守りの方が優れているんです」

年代別・IFAが推奨するポートフォリオ

「では、年代別に、IFAとして私が推奨するポートフォリオをお見せします」

40代(攻めの時期)

  • 優良アクティブファンド:80%
  • 投資用マンション:20%(頭金が用意できる場合)
  • 債券:0%
  • 現金:生活費1年分

**理由:**まだ時間があるので、最大限リターンを追求。投資用マンションで万が一に備える。

50代(後藤さんの今)

  • 優良アクティブファンド:70%
  • 投資用マンション:30%
  • 債券:0%
  • 現金:生活費1〜2年分

**理由:**定年が近づくが、まだリターン重視。投資用マンションの家賃収入で安定性を確保。

60代以降(リタイア後)

  • 優良アクティブファンド:60%
  • 投資用マンション:30%(ローン完済)
  • 債券:0%
  • 現金:生活費2年分

**理由:**投資用マンションの家賃収入 + 優良アクティブファンドの配当で、安定した収入。債券は不要。

「どの年代でも、**債券は0%**です」

「その代わり、投資用マンションを持つ」

「これが、IFAとしての私の哲学です」

「債券を買え」と言うFPとの違い

「後藤さん、多くのFPは**”年齢と同じ%の債券を持て”**と言います」

「例えば、58歳なら、債券58%、株式42%」

「でも、これをやったら、どうなるか」

58歳、資産3,000万円の場合:

一般的なFPの推奨:

  • 債券:1,740万円(58%)年利2%
  • 株式:1,260万円(42%)年利7.9%
  • 10年後の資産:約3,680万円

IFAの推奨:

  • 優良アクティブファンド:2,100万円(70%)年利11%
  • 投資用マンション:純資産900万円(30%)家賃利回り5%
  • 10年後の資産:約6,500万円

差額:約2,820万円

「債券を買うことで、10年間で2,820万円も損するんです」

後藤さんは、驚きました。

「債券を買わなくて、本当によかった…」

投資用マンションという「究極の債券代替」

「私が後藤さんに投資用マンションを勧めた理由、分かりますか?」

債券の役割を、すべて果たせるからです」

債券の役割:

  1. 安定収入 → マンション家賃で実現
  2. 株式との相関が低い → 不動産市場は別
  3. 資産の保全 → 実物資産として残る

さらに、債券にない価値:

  1. 三大疾病保障(がんになったらローンゼロ)
  2. インフレに強い(家賃が上がる)
  3. 相続税対策(評価額50%)
  4. 一生続く収入(債券は満期で終わり)

「つまり、投資用マンション = 債券の上位互換なんです」

「しかも、後藤さんの場合、がんになった時に本当に守ってくれた

「債券を持っていても、こんなことは起こりませんでした」

後藤さんの最終ポートフォリオ

60歳時点(リタイア時)の資産配分:

合計:6,500万円(純資産)

  1. 優良アクティブファンド:61%(4,000万円)
    • コムジェスト・グローバル株式 1,800万円
    • 農林中金おおぶね 1,200万円
    • その他優良アクティブ 1,000万円
    • 年間配当:約100万円(月8万円)
  2. 投資用マンション:38%(純資産2,500万円)
    • ローン完済済み
    • 家賃収入:月7万円(年間84万円)
  3. 現金:500万円(生活費2年分)

「債券:0%

「これで、どんな相場でも耐えられるポートフォリオになりました」

60歳以降のリバランス〜債券は買わない

「60歳でリタイアしたら、どうすればいいですか?」

優良アクティブファンドの比率を少し下げるだけです」

「債券は買いません」

リバランスの基本:

資産配分を定期的に調整すること

例:優良アクティブファンドが値上がりして、比率が増えた場合

  • 優良アクティブ:70%に増加
  • 目標:60%

優良アクティブファンドの一部を売却して、現金を増やす

「債券ではなく、現金を増やすんです」

「なぜなら、債券は年利2%しかない。現金なら、暴落時に安く買い増すチャンスを狙えます」

「これが、IFAとしての戦略です」

もし債券を買っていたら…

「後藤さん、もし私が一般的なFPと同じように、**”債券を買え”**と言っていたら、どうなっていたか」

43歳から60歳まで、債券30%を含むポートフォリオの場合:

  • 優良アクティブファンド:50%
  • 債券:30%
  • 投資用マンション:20%

60歳時点の試算:

  • 優良アクティブ:約1,800万円
  • 債券:約1,200万円
  • 投資用マンション:約1,400万円
  • 合計:約4,400万円

実際(債券なし):

  • 優良アクティブ:約4,000万円
  • 投資用マンション:約2,500万円
  • 合計:約6,500万円

差額:約2,100万円

「債券を買わなかったことで、2,100万円も多く資産が増えたんです」

後藤さんは、深く頷きました。

「債券を買わなくて、本当によかったです」

「IFAに相談して、本当によかった」

IFAとしての信念

「後藤さん、私がIFAとして大切にしている信念があります」

「常識を疑え」

「世間では、**”債券でリスク分散”**が常識です」

「でも、本当にそうでしょうか?」

「債券は、年利2%しかない」

「インフレ率2%なら、実質リターンはゼロ

「それより、投資用マンションの方が、はるかに優れています」

「家賃利回り3〜5%」

「インフレに強い」

「三大疾病保障付き」

「一生続く収入」

なぜ債券を買う必要があるのか?

「IFAとして、私は債券不要論を唱えます」

「その代わり、優良アクティブファンド + 投資用マンション

「これが、最強のポートフォリオです」

まとめ:IFAが考える「本当の分散」

本当の分散とは:

  1. 優良アクティブファンド(株式)
    • 年利11%の高リターン
    • 暴落時も守りが強い
    • 長期で資産を最大化
  2. 投資用マンション(不動産)
    • 株式市場と相関が低い
    • 家賃収入で安定性
    • インフレに強い
    • 三大疾病保障で万が一に備える
    • 相続税対策
  3. 現金
    • 緊急時のセーフティネット
    • 暴落時の買い増し資金

債券は、不要。

「この3つで、完璧な分散投資が実現します」

次回、第9話では、相続と終活について考えます。

IFAとして、私が提案する「家族に迷惑をかけない」資産承継の方法とは?

投資用マンションの相続メリットについても、詳しく解説します。


〜次回予告〜 【第9話】相続と終活〜IFAが教える、資産承継の正しい方法〜

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ABOUTこの記事をかいた人

■昭和42年2月13日生 ■出身:群馬県伊勢崎市 ■住まい:群馬県高崎市 ■趣味:Audi A5でのドライブ・映画鑑賞・都市伝説・クレー射撃・狩猟 ■保有資格 ・証券外務員一種 ・投資診断士 ・相続診断士 ・二級ファイナンシャルプランニング技能士 ・AFP(日本ファイナンシャル・プランナー協会) ・福祉住環境コーディネーター