「長期×積立×分散からの取崩し運用」物語
インデックスから目覚めた投資家と、FP・IFAの対話
その瞬間、「投資は、誰に任せるかで決まる」と気づいた
2023年の秋。
投資歴12年の木村達也さん(42歳)は、ある決意をしてFP・IFAの事務所を訪れました。
「インデックスファンドを12年続けてきましたが、これで本当に良かったのか、プロの意見を聞きたいんです」
応対したのは、CFP・IFAの高橋庸介さん(58歳)。
「木村さん、まず私の立場を説明させてください」
「私はファイナンシャルプランナーであり、IFAです」
「保険会社にも、証券会社にも、どこにも所属していません」
「だから、本当のことを言えるんです」
IFAが見る「インデックスの限界」
高橋さんは、丁寧に説明を始めました。
「木村さん、インデックスファンドは悪くありません」
「でも、IFAとして世界中のファンドを見てきた私から言わせれば、もったいないです」
「なぜですか?」
「インデックスファンドは、機械的に時価総額の大きい株を買います」
「つまり、『すでに高くなった株』を買い続けるんです」
「そして、バブルの時はバブル銘柄も買い、暴落の時は市場と一緒に落ちる」
IFAだからこそ知っている世界
「高橋さん、でも信託報酬が安いじゃないですか」
「そうですね。年0.1%。確かに安い」
「でも、木村さん、考えてみてください」
高橋さんは、一枚の資料を見せました。
「これが、私がIFAとして選べるファンドのリストです」
「保険会社のFPには、このリストはありません」 「証券会社の営業マンも、自社商品しか勧められません」
「でも、IFAの私には、世界中から選ぶ自由があるんです」
IFAが選んだファンドマネージャー
「このファンドマネージャーを見てください」
高橋さんが見せたのは、あるグローバル・アクティブファンドのレポートでした。
ファンドマネージャー:中村健太郎(仮名、58歳)
- 運用歴:30年
- 投資哲学:「割安な成長企業への集中投資」
- 年間企業訪問:200社以上
- リーマンショック時の下落:-28%(市場平均-55%)
- 過去20年平均リターン:年12.3%
「信託報酬は年1.5%です」
「でも、リターンは年12%以上」
「差し引きでも、インデックスの9%を大きく上回ります」
なぜ保険会社では扱えないのか
「高橋さん、なぜこういうファンドは、保険会社では扱えないんですか?」
「簡単です。保険会社は、自社グループの商品を売ることが目的だからです」
「このファンドは、完全に独立した運用会社が運用しています」
「販売会社(保険会社や銀行)の意向に左右されない、純粋な運用です」
「IFAの私たちだけが、こういう本物のファンドを紹介できるんです」
運用報告会への招待
「木村さん、来月、このファンドの運用報告会があります。一緒に行きませんか?」
「報告会?」
「はい。ファンドマネージャー本人が、運用方針を説明します」
「保険会社の商品では、こんな機会はありません」
ファンドマネージャーとの出会い
運用報告会。
登壇したファンドマネージャーの中村さんは、情熱的に語りました。
「私は30年間、世界中を飛び回ってきました」
「企業の経営者と対話し、工場を訪れ、製品を手に取りました」
「投資は、企業という人間の営みを応援することです」
「インデックスは、機械的に買うだけ。人間の英知を使いません」
「私たちは違います。一社一社、徹底的に調べ、本当に価値ある企業だけを選びます」
木村さんは、感動していました。
「これが、本物の運用だ」
IFAとしての助言
報告会の後、高橋さんは言いました。
「木村さん、どう思われましたか?」
「正直、衝撃を受けました」
「そうでしょう。これが、IFAだからこそ紹介できる世界なんです」
「保険会社のFPは、こういうファンドマネージャーに会う機会もありません」
「でも、IFAの私たちは、世界中の優秀な運用者と直接つながっているんです」
決断の時
「高橋さん、お願いします。このファンドで運用したいです」
「わかりました。では、今のインデックスファンドを段階的にこちらに切り替えましょう」
「そして、私がIFAとして、定期的にフォローします」
「このファンドマネージャーとも、年4回の報告会で対話できます」
「これが、FP・IFAに任せることの価値なんです」
2年後の結果
2025年現在。木村さんの投資成績:
アクティブ部分(変更後の積立): 掛金84万円 → 評価額107万円
リターン:27%増
「高橋さん、なぜもっと早くFP・IFAに相談しなかったんだろう」
「木村さん、今からでも十分に間に合います」
「そして、これから20年、30年と、このファンドマネージャーと一緒に資産を育てていきましょう」
「それが、IFAの私の仕事です」
保険会社のFPに相談した同僚
会社の同僚は、保険会社のFPに相談していました。
「保険会社の投資信託で運用してる」
2年後の比較:
木村さん(IFAのファンド):+27% 同僚(保険会社の商品):+8%
差:19%
「やっぱり、独立系のFP・IFAに相談すべきだった…」
この物語から学べること
本当に優秀なファンドは、IFAだけが紹介できる
木村さんが学んだこと:
- インデックスの限界
- IFAだからこそ選べる世界最高水準のファンド
- ファンドマネージャーとの直接対話の価値
- 継続的なプロのサポート
保険会社のFP:自社商品のみ
証券会社の営業:自社推奨商品のみ
独立系FP・IFA:世界中から最良を選択
次回予告
【第6話】では、30年間の長期投資について。 FP・IFAと二人三脚で歩んだ投資家の記録をお届けします。
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